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| 投稿者:深沢武雄 |
投稿日:2011年09月07日 |
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モンゴル遊牧世界を3D撮影(2)ユーラシア大陸最大の鹿石群 |
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もうひとつ今回の鹿石群で驚いたのはその保存の良さだった。普通、鹿石は野ざらしにされているために、せっかくの鹿のレリーフも摩滅して表面には何ものこっていない場合が多い。ところがこの遺跡では全部で24本認められた鹿石の大半がほぼ完全にレリーフを遺していた。関係者の説明によれば、ここの鹿石群はもともと長年草原に放置されており、その大半が横倒しになっていたり、地中に埋まっていたりといった状態だった。それが、最近、モンゴルの文化財保存協会とアメリカ合衆国の支援によって整備され、主な鹿石は全て垂直にたてなおされたのだということであった。それにしても中には、まだ彫りの深いみずみずしいばかりのレリーフを多数見つけることができた。今後の保存についてモンゴル政府がどう対応しようとしているかは知らないが、これらをそのまま放置しておけば確実に風化が進み、何年か後にはおそらく石の表面は摩耗して鹿のレリーフも完全に消滅してしまうだろう。
石像やレリーフの保存方法として3次元計測によるデジタル・アーカイブがある。つまり、高精度の3次元スキャナーでデジタイズしておけば、少なくともその形状は正確に復元できる。近々に関係諸氏に呼びかけたいと思う。
ところで、モンゴルの草原では野宿するか遊牧民の民家(ゲル)に泊めてもらうか、ゲルを一カ所に並べたようなツーリストキャンプに泊まることになる。そのツーリストキャンプで、今回は不覚にも深夜番犬に吠えられ、逃げようとして転んで鎖骨を折ってしまった。全治3〜4ヶ月。ここのところ毎朝整形外科のクリニックに通っている。
[写真:彫りの深いみずみずしいばかりのレリーフを遺す鹿石。8月13日深沢撮影] |
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| 投稿者:深沢武雄 |
投稿日:2011年09月07日 |
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国立民族学博物館からの頼まれ仕事で、この8月、久しぶりにモンゴルを旅してきた。目的はエルデニゾーというモンゴル最古の僧院とその周辺の遊牧世界を3Dならびに高精細パノラマ撮影することであったが、その中で最も圧巻だったのはアルハンガイ県中部で立ち寄ったユーラシア大陸でも最大といわれる鹿石群だった。鹿石は、青銅器時代の墓標のようなもので板状または棒状の石柱の表面に「鹿」をモチーフにしたレリーフが彫られているところからその名で呼ばれるようになった。その目的や意味などについては、学者の間でもまだはっきりしたことがわかっていないようであるが、私にとってはその洗練されたデザインと広大な草原の真っ只中にポツネンとたたずむ孤高のたたずまいが好きで、モンゴルを訪ねる際には必ず鹿石の見られる場所を探して立ち寄ることにしていた。
今回の鹿石群で興味深かったのはその配置だった。この鹿石群の近傍にはいわゆるストーンサークルが点在しており、中にはその中心に高さ6メートルほどの石積みのマウンドを擁する直径200メートルはあろうかと思われる巨大なものもあった。しかも、よく見るとそのストーンサークルの周辺には更に小さなストーンサークルがフラクタル状に幾重にも配置されており、その一角に鹿石が配置されているケースもあった。今度は是非空から見てみたいものだと思った。
[写真:モンゴル、アルハンガイ県。鹿石の遺跡を行く遊牧民。8月13日、深沢撮影]
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| 投稿者:浜崎(システム管理者) |
投稿日:2011年08月29日 |
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